記憶によれば15年はケースにしまってあったフェンダージャパンのムスタングを引っ張り出してきてメンテをしました。
まずギターを全バラします。
ボディーには汚れや黄ばみがあります。
車で使っていたコンパウンドで3000、7500、9800の順番で磨いていきます。
最後にFreedom SP-P-f54 GLOSSING POLISHで仕上げ。
長年蓄積された汚れは取れたと思うけど、やっぱりボディー焼けまでは取れませんね。
昔貼ったステッカーも剥がしてしまいたいけど、どう見てもボディー焼けでステッカーの跡が残ってしまうだろうから剥がすに剥がせない。
次にペグがくすんでしまっているのでコンパウンドで磨きます。
一個一個やっていったので時間はかかりましたがピッカピカになりました。
次に指板です。
指板も汚れているしフレットもこんな状態。
昔は指板にマスキングテープを貼ってフレットをピカールで磨いたりしてたんですが、今回はFRET BUTTERを使ってみました。
FRET BUTTERを塗ったらクロスでひたすら磨くだけ。
かなりクロスが真っ黒になりますが、フレットがピッカピカ!
手間もかからずに感動するくらいキレイになるのでおすすめです。
仕上げにFreedom SP-P-11 レモンオイルを指板に塗り込みました。
カサカサだったのがしっとりした感じになりますね。
メンテしようと思ったきっかけの1つにノイズが酷いっていうのがありました。
スイッチでピックアップをOFFにするとガーーっとノイズが出る。
しかも弦アースが取れていないのか弦に触ってもノイズが消えない。
バラしてみると導電塗料は塗ってあります。
昔ピックアップを交換した時に干渉する部分を削った跡がある。
今回は家にアルミテープがあったのでキャビティ内に貼りました。
ちゃんとテスターで導通しているか確認しながら貼りました。
ポット類も新しくします。
シングルハムのピックアップに交換していますがポットの数値がシングル用の250kΩのままだったので500kΩに。
トーンのコンデンサーもハム用の0.022μFにします。
購入したポットはALPHA ALP-500Aを2個、コンデンサーは一番安かったSCUD CR-223。
ポットのシャフトが長いので調整用に8ミリのナット。
ついでにジャックをSwitchcraftの#11にします。
バラす前に写真を撮っておいて同じ様に配線します。
このALPHAのポットは安かったから選んだんですが、回した時にシャーっと音がするし感触も物凄く安っぽい。
次に買うならもうちょっと良いやつを選ぶと思う。
配線も終わったので元に戻していくんですが、ピックガードのネジ穴がバカになっていてくるくる回って締め付けられないネジ穴がある。
調べてみるとねじパテで穴を埋めればネジ穴が再生するみたいなので試してみました。
ネジ穴にパテを注入して硬化するまで24時間待ちます。
硬化したのでネジを締めてみると、しっかり締め付けられるようになりました。
ピックガードのネジがサビサビだったのでステンレスのネジに交換しました。
ネジが新しくなっただけで新品のようにリフレッシュ出来ますね。
スイッチのネジだけは手に入らなかったのでサビサビですけど。
ちなみにピックガードもコンパウンドで磨いてみたけど黄ばみは取れませんでした。
最後の仕上げにFREEDOM SP-P-09 シリコンオイルを使いました。
ナットやブリッジサドルの弦が触れる部分に塗ります。
ちょっと手につけてみたらかなりスベスベなので効果があるかな。
ノイズ対策の効果ですが効果てきめん!
アースの配線が浮いていたのか、アルミテープの効果なのかはわかりませんが全くノイズが出なくなりました。
今回かなり時間を掛けてメンテをしたのでスッキリしたし益々愛着が湧きました。
ついでにSCHECTERの7弦ジャガーのバッテリーも交換しました。
定番のエレハモおじさんバッテリーw